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中国が愛する国、ニッポン

中国が愛する国、ニッポン』 レコードチャイナ (著) , 2014年10月, 竹書房


レコードチャイナのWebページを先日看た折、このような本があることを知り目を通してみた。日本人にしてみれば当然の光景が、中国から来日した方にとっては驚きと映るのはそれまでの文化的な背景が異なるのでそれはそうなのだろう。日本に好意を持って帰国してもらえるのは日本人としてはそれだけでも単純に嬉しい。

円安や観光ビザ条件の緩和等によりこのところ中国の環境客が増えている。景気回復に弾みをつけた日本にとっては非常に大切なお客様。

コミュニケーションのレベルで言うと、こういった方の日本理解は、表面的な、第一段階に過ぎない。とはいえ、第一段階で好印象を持って頂くことがまずは非常に重要だ。

政府は来日する観光客のSNSの投稿内容を分析することで、外国人の好みと不満を分析する予定で、まずは英語で実施すると2015年6月26日の日経に書いてあった。→日本の○とx 訪日客の本音、SNS解析で丸裸に:日本経済新聞

英語もいいのだが、早急に実施すべきは微博(weibo)などの中国語の解析だろう。

たとえば、なぜ「強力わかもと」が台湾人、中国人に爆買いされるのか。日本人には思いもつかない底知れぬ秘密が隠されているに違いない(?)。ビッグデータを解析するのに難しい機械はそれほど必要なく、単純に、中国語が読めてコミュニケーション能力が備わっていれば、かなり正確なトレンドが把握できる。

ちなみに、強力わかもとについては、売れる理由を分析した方がいらっしゃる。
日本の家庭薬が"爆買い"される理由~台湾のドラッグストア研究が書いた購入ガイドがスゴイ!:ニッポンのインバウンド"参与観察"日誌


以上はコミュニケーションレベルの第一段階。

そして、目標は、一方進んで、より深いレベルでのコミュニケーションレベルに達して欲しい。中国は閉じられた国。言論と情報が統制された国。従来もっていた日本のイメージが現実の日本と何故異なるのか。その理由を是非考えて欲しい。このように上から目線で語ることは不本意ではあるけれど、実際そうなのだから仕方が無い。


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Kiankou

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